| 測定事項 |
測定結果 |
原因 |
影響など |
| 粘 度 |
増加 |
熱・酸化重合による熱処理油の劣化 |
対流段階開始温度の上昇などの焼入れ性の変化 |
| 減少 |
基油の熱分解
添加剤の分解による損耗 |
添加剤入り焼入れ油の場合焼入性の低下 |
| 引火点 |
低下 |
焼入油の熱分解による軽質油の生成
軽質油の混入 |
火災などに対する安全性の低下 |
| 水 分 |
存在 |
空気中水分の凝縮、冷却水の漏洩など |
光輝性の悪化、焼割れ、焼入硬度の不均一水分が1000ppmをこえると泡立を起こし、火災の原因となる。 |
ペンタン
不溶分 |
増加 |
熱・酸化重合による劣化物の生成、異物の混入 |
スラッジの生成を予測する。スラッジの生成はこう規制の悪化、焼入硬度不均一をもたらす。
また、クーラー、フィルターを閉塞し、油音の上昇を引き起こす。 |
| 全酸価 |
増加 |
酸化劣化 |
年度、不溶分などとともに焼入油の使用限界を予測できる。
劣化が進み強酸が認められると、金属腐食が起こる。 |
| 残留炭素分 |
増加 |
焼入油の劣化
異物の混入 |
添加剤入りの焼入油では新油でも残炭を示すので、増加量で判断する必要がある。 |
| 低下 |
添加物の熱分解による損耗 |
焼入性低下 |
| 冷却性能 |
低下 |
酸化劣化によりある時期まで向上するが、やがて低下する。 |
低下により硬度不良 |
| 光輝性 |
低下 |
熱・酸化劣化物が、焼入れ時に鋼材表面に付着する異種物(切削油)などの混入 |
光輝性不良(処理物表面に黒いシマ模様がでる。)全体に一様に着色する。 |